東洋の知恵で健康な夏を過ごすススメ

今から二千年以上も前に中国で編集された東洋医学の古典医学書「黄帝内経」には、主に黄帝と医師たちの問答形式による医学全域の知識が網羅されています。
なかでも予防医学としての健康法(養生法)は興味深く、
東洋医学はアンチエイジング(抗老化)医学の先駆けと言っても過言ではありません。

この医学の古典には人は「自然現象に適応しながら生活することで、百歳を超えても健康に暮らすことができる」ということが記されています。
今回は東洋医学の見地からの夏の過ごし方についてご紹介します。


<夏の養生法>

天地の気が盛んに交わる夏は、照りつける太陽のもとで生き物が元気に動き回り、草木や花が満開となるエネルギッシュで陽気がもっとも充実している季節です。
ということは、人もこれに順応して自然のリズムに従い、「陽気」な生活を送るのが良いのです。

● この時期は日の出も早いので、それに合わせて早起きする
● 熱を体内にため込まないように、汗をかいて熱エネルギーを発散する
● 気分的に明るく過ごし、鬱憤をためないようにする
● 汗をかくと「気」も一緒に体の外に出るので、水分をしっかりと補給する

以上の事項を守ることが基本的な養生法です。

もし冷房の効いた室内にいることが多い場合は、適度に外に出て体を動かしましょう。
夏は汗をかくための汗腺が開いていて、夏にふさわしくない冷気にふれると邪気を受けやすいので、お腹と首と肩を覆う工夫をして寝冷えや冷房病から身を守ります。
また汗をかいたら必ず着替えるようにします。

夏に盛んに活動する臓腑は「心」臓です。
東洋医学の心は「血」を主し、「こころ(神)」を蔵します。
もし夏に養生せずに心が不調になると、動悸、不安感、不眠、不整脈、いらいら、倦怠感などの症状が現れるといわれています。


<食養生>

暑いからといって冷たいものを取りすぎると胃腸に負担がかかり、消化機能と免疫力が低下しますのでご注意を。
五味(酸・苦・甘・辛・鹹)をバランスよく食事に取り入れることは大事ですが、暑い時季には以下の二つの味を積極的に取り入れることをお勧めします。

● 苦味 ― 熱を取る解熱作用
● 酸味 ― 汗と一緒に出てしまう「気」と水分を補う収斂作用

心機能を高める食材として、ゆり根、ハスの実、ナツメを利用します。
夏の食材として代表的な苦瓜、キュウリ、トマト、スイカは利尿・解熱作用に優れています。
これにバランスを取るためにしょうが、わさび、しそ、にんにくなどの体を温める食材も取り入れ、東洋医学で一番大切な「陰陽のバランス」を保てるようにしましょう。
しっかりと養生し、健やかに過ごしたいものです。
posted by yybalance at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | Wellness コラム
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