中医学で風邪対策

ちょっとした体調の崩れをきっかけにひく風邪は、
こじらせるととてもつらいものですね。
「かぜは万病のもと」といわれるように、たかが風邪と油断していると、肺炎、中耳炎、気管支炎などの他の合併症を招く可能性があります。
そこで、東洋医学の「未病を治す」という予防医学の観点からまずは風邪をひかない体を作ることが大切です。

西洋医学の風邪とは違い、東洋医学における風邪は病気を引き起こす原因となる「六淫」という邪気(寒邪、熱邪、暑邪、湿邪、燥邪、風邪)の一つで、他の邪気と結びついて症状が現れます。
風はビュービュー吹いているものから歩くと発生する僅かな風まで含まれ、主に背中や首筋の体表から体の中に入り込みます。

東洋医学の考え方では肺は体表(皮膚・汗腺)を司っているので、肺が丈夫=皮膚が丈夫ということになり、皮膚を丈夫にすれば、邪気、特に風邪の侵入を防ぐことができると考えられています。
乾布摩擦や適度な運動をして、強い皮膚と肺を作りましょう。
また、手洗いうがい、栄養を十分に取る、睡眠をきちんと取る、こまめに換気をする、温度や気候の変化によって服装を調節するなどの習慣が大事です。


万が一風邪をひいてしまったら、ひき始めに対処することが肝心です。
以下の方法で、風邪を退治してしまいましょう。

◆経穴―「風門」は風邪のひき始めの治療に欠かせないツボで、第二胸椎の両側指2本分ほど離れたところにあります。風邪はこのツボから体内に入り込みます。
そして「風池」と「風府」いう首の後ろの生え際のくぼみにあるツボに風邪が停滞します。
少しでもゾクゾクと悪寒がしたら、この三つのツボがある首の後ろに、じんわり汗をかくまで使い捨てカイロを当てます。
ドライヤー熱を利用するのも良いでしょう。
すぐに汗をかいてまだ体表にある風邪を追い出すのが目的ですので、余分に服を着て汗をかきやすくすることも大切です。

◆のどがなんとなくおかしい場合、すぐに濃い目の番茶に少し塩を入れてうがいをしましょう。
殺菌・消炎効果があります。

◆頭痛、首や肩の痛み、熱っぽさが悪寒に伴う場合、くず湯に摩り下ろした生の生姜を加えて飲みます。クズは生薬名を葛根といい、漢方の葛根湯の主成分として優れた発汗作用と解熱作用があります。

◆もし急にのどがひどく痛くなって、熱っぽい場合は板藍根茶を飲みましょう。
板藍根は抗ウィルス・解毒作用が強く、中国ではSARSが蔓延したときにも威力を発揮しました。

◆温かくして、消化の良いものを食べて栄養を十分にとり、ゆっくり休みましょう。

ほんの少しの不調でも放っておかず、すぐに病気の芽を摘んでしまうことが健康でいられる秘訣です。
posted by yybalance at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | Wellness コラム
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